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花陽浴 美山錦 純米吟醸 と花陽浴に似た酒4種類を飲み比べる

2019年11月に発売された「花陽浴 純米吟醸 美山錦 」を現在飲んでいます。花陽浴の一番最初に出る新酒ですね。昨年はウィンナーのような香りが鼻についてイマイチだっただけに、今年は美味しいのかイマイチなのか期待と不安が半分でした。先に結論を言うと「花陽浴 純米吟醸 美山錦」 は昨年以上に美味しく非常に満足しています。

しかし1年を通して花陽浴に似ている酒を探しているうちに、花陽浴より美味しい酒を発見しました。それが「亀泉Cel24」です。以前美味しいと感じたのは「生」で今回は「火入れ」です。火入れでも花陽浴より美味しいのか?非常に楽しみです。また、今飲み進めている「作impressionN」が思った以上に濃厚で、「あれ?花陽浴っぽくないか?」と感じました。

さらに数年前に飲んで花陽浴っぽいなと感じていた「百春」も手元にあるので、この4種類の味を整理するために、いつものように飲みながら味の違いを確認してみることにしました。

花陽浴 純米吟醸 美山錦

去年に比べて明らかに美味しいです。変な香りが無いし2日目までは苦味も感じません。酸味の影響なのか明るい感じがします。しかし3日目以降は苦味が出てきました。おりがらみだから当然と言えば当然ですが。

亀泉Cel24 火入れ

美味いですね。今年の花陽浴は美味いなと思っていたら亀泉Cel24でした。5つ飲んでいるとごちゃ混ぜになりますね。亀泉Cel24と花陽浴を間違えている時点で、花陽浴を無理に追いかけなくてもいいなと思わせてくれます。

来年定価単品で花陽浴を買えない時は亀泉Cel24を買うことに決めました。生じゃなくても火入れでも変わりなく美味しいですね。酸味もあるのですが、甘みが花陽浴より強くて綺麗な印象を受けます。

作 impressionN・中取り 雅乃智

「作 中取り 雅乃智」はスッキリしていて最初から最後まで同じ甘みでキレがいいという印象です。花陽浴らしさをあまり感じなかったのですが、「作 impressionN」は甘さが濃厚で酸味もあって花陽浴らしさを感じました。作はどちらが花陽浴に似ているかというと圧倒的にimpressionNです。しかしあまり力強さを感じませんね。花陽浴や亀泉Cel24を飲んだ後だと味が薄く感じます。

百春

甘くて花陽浴っぽいなと思っていましたが、一緒に飲むと明らかに違いますね。またあまり気になりませんが、独特の香りが一瞬だけします。花陽浴的な甘さはあるのですが一貫して同じ甘さが続くので重いなと感じました。

花陽浴と花陽浴に似た4種類の日本酒を飲み比べた結果

花陽浴と他の酒の違いは甘さや香りではなく酸味かなと感じます。今回飲んだ4種類の中では亀泉Cel24と作impressionNに花陽浴と同じような酸味を感じることができました。口の中がパッと明るくなる感じですね。

しかし花陽浴は苦味がありますが亀泉Cel24はありません。作impressionNは甘みが重くて花陽浴や亀泉Cel24のような酸味が弱いです。そうすると苦味が無い分亀泉Cel24がいいじゃんという結論になります。おりがらみにしなきゃ違ってかななんて思いますがしょうがないですね。

亀泉Cel24と作impressionNはどっちが花陽浴に近いかというと亀泉Cel24の方が甘み酸味とも力強く、亀泉Cel24の方が似ていますね。

結論は亀泉Cel24が苦味が無くて甘みが有る分美味しい

亀泉Cel24を飲んでいたのに間違えて「今年の花陽浴は美味しいな」と勘違いしたあたり、今まで名前にとらわれて飲んでいたような気がします。今回は私の印象としては以下のようになりました。

亀泉Cel24>花陽浴 純米吟醸 美山錦>作impressionN

本当ならば、今まで花陽浴に近い酒として発見した「たかちよ summerblue」「たかちよ タータンチェック赤」も交えて飲み比べたいのですが両方とも夏頃に発売される酒なので手元にありません。これらはまた亀泉Cel24と花陽浴を交えて飲み比べてみたいですね。

色々と飲んでみると花陽浴らしい日本酒は結構ありますね。羽根屋と三芳菊も確か似ていたような記憶があります。しかし「花陽浴 純米大吟醸 山田錦」だとまた印象が違うはずです。次は「花陽浴 純米大吟醸 山田錦」と亀泉Cel24を比べてみたいですね。