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日本酒雑記

江戸川乱歩と日本酒と三重

怪人20面相をご存知でしょうか?私は先日を酒を飲んでいるときに、ふと子供の頃によく読んでいた江戸川乱歩のことを思い出しました。全巻読破する勢いで読むほど好きな作家でした。

なぜか飲んでいるときに突然思い出したわけですが、記憶を辿り始めると数珠つなぎで子供の頃の様々なことが思い出されます。あんなに夢中になって読んでいた本のことを今まで綺麗に忘れていたことに驚きました。

そこでふと思い立ちました。

そうだ!!三重に行こう!!!

江戸川乱歩と言えば三重県です。私は三重県にはあまり詳しくありません。伊勢神宮にも行ったことがありません。これはいい機会です。そこで三重県出身の江戸川乱歩の生まれた街を散策したくなり三重県に向かうことにしました。

東京から向かうと京都経由か名古屋経由か迷いますね。

迷いますかね?

私は迷わず京都から三重県に向かうことにしました。京都駅から目的地まで1時間46分、名古屋からだと1時間26分です。さほど変わりありません。

近鉄電車は異次元のスピードを発揮します。
江戸川乱歩の生家があった三重県名張市は

青山から12分です。

そして神戸からだとわずか8分です。

とんでもないスピードです。

 


青山から神戸まではわずか3分です!!!通勤圏内です。

そんな発見をしながら名張に到着しました。

これが名張です。
自然豊かで長閑な街です。

名張といえば新甘泉ですね。
驚くほど甘い梨です。
鳥取産の新甘泉は名張でもメジャーです。


 


私が目指しているのは江戸川乱歩の生家です。名張の街も楽しいのですが乱歩の生家はどこでしょう?


いきなり見つけたのですが、お洒落すぎです。違いますね。

とても風情のある街並みです。昨年訪れた 「風の森」 の奈良県御所市を思い出します。
落ち着いていて静かでとても雰囲気が似ています。また御所市に行きたくなりました。



随分と散策したのですがなかなか乱歩の生家が見当たりません。

ようやく手がかりを見つけました。
誕生の地までもう少しです。

あと30Mです。期待に胸が高鳴ります。

やっと到着しました!!!!

ここがあの江戸川乱歩が生まれた地です。


この2枚の写真は改めて見返すと非常に感慨深いですね。何度も見返すと未体験の方には満足して頂けるのではないでしょうか?

目的を果たし、歴史のある静かで穏やかな街も満喫しました。旅行に出かけたらその地の日本酒を買って帰るのも一つの楽しみです。せっかくなので何か地酒を買って帰ろうと思い、近所の酒屋を検索します。近所に大西酒店があります。


大西酒店まで来てみましたが入口が閉まっています。


高砂や水月という酒をメインで販売しているようです。


とても歴史のある建物で思わず見惚れてしまいましたが、閉まっているようなので近くの酒屋に向かいます。そこでようやく手に入れました。


高砂です。純米大吟醸と純米吟醸も置いてありましたが、やはり地元の酒ということで
上撰の高砂を購入しました。最近は純米酒しか飲んでないので久しぶりです。今飲みながら書いているのですが、「高砂 上撰」も悪くないです。日本酒にどっぷりハマる前に飲んでいた日本酒の味です。これも懐かしいですね。15年くらい前を思い出します。

帰りにイオンがあるのでイオンの酒屋にも寄ってみました。三重の代表的な酒は何なのでしょう?


三重で好まれている酒は「半蔵」のようですね。半蔵も買って帰ろうかと思いましたが、高砂一升が重すぎて、この先快適な旅が送れそうにありません。諦めます。このあとは京都で一泊して帰宅です。


今年は春に高知県に行く予定でした。高知では酒屋や居酒屋の店主、地元の方々に亀泉についてどう思っているのかを聞いて回ろうと思っていました。残念ながらそれはできませんでしたが、思わぬ形で三重に行くことになり美味しい日本酒にも巡り会うことができました。名張の街はおすすめです。他の観光地も合わせてセットで回ると満足度が高いと思います。