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獺祭だけ飲んでいればいいほど美味しいけれども・・・
獺祭はまだまだ根強い人気があります。
私も最初は獺祭で日本酒にハマりました。
その頃は
「獺祭最高!!」
「獺祭以外に美味い日本酒なんかあるのか?」
なんて思ってました。
しかし獺祭について色々と調べてみるとこんな声が出てきたのです。
- 獺祭はあの値段で純米大吟醸だから価値がある
- 獺祭は全部山田錦で純米大吟醸だから良い
※酒米の最高峰を使用して最高に米を磨いているという意味 - 精米歩合50・三割九分・二割三分の味は値段ほど違いは感じられ無い
- 精米歩合以外に違いがないから飽きる
- 味だけで言えば他に美味しい酒は山ほどある。獺祭50だけは値段が安いから良い
当時私は日本酒は獺祭しか知らない状態でしたので
1~3番は何となくわかりましたが4・5番は理解できませんでした。
獺祭以外の酒を飲む必要があるのか?
「なぜ獺祭で満足しているのに他の日本酒を試す必要があるの?」
と思われる方もいるでしょう。
しかし獺祭以外の酒を飲んでみると、
「味だけでいえば他にいくらでも美味しい酒はある」
ということがよく分かります。
獺祭ばかり飲んでいて、しかもかなり満足していたので
これよりも美味しい酒があるということに非常に驚きました。
やはりある程度違う銘柄の味を知った上じゃないと
本当の価値はわからないものだなと感じたのをよく覚えています。
そこで「獺祭の次に飲む日本酒」を探すようになったのです。
ちなみにその時飲んだ銘柄は「花陽浴」です。
獺祭以外も飲んでみないと損する理由
獺祭の上位互換がある
あの頃の獺祭以上に、安く・美味しく・酒米の種類お豊富な銘柄が出てきています。
しかも純米大吟醸しか造っていないのにこの価格?
というような以前の獺祭のようなスタイルです。
山田錦だけが良いわけじゃない
「獺祭は全部山田錦で純米大吟醸だから良い」というのは裏を返せば
磨きが違うだけということにもなります。
確かに山田錦は酒米の最高峰で、精米も最高級です。
変わらぬ美味しさというのもいいのですが
たまには変化が欲しくなることもありませんか?
違う酒を知ることで本当の良さの再確認ができる
これから紹介する銘柄どれを飲んでも「やっぱり獺祭が最高だな。」
「獺祭こそ唯一無二」になるかもしれません。
それはそれで獺祭の良さを再確認するという意味で意義があることではないでしょうか?
そのためにも他の日本酒にチャレンジしてみることをお勧めします。
こんな日本酒をすすめます
獺祭といえば香りがよくてフルーティーという印象です。
私の好みも同じで変わっていません。
そして購入のしやすさですね。
- 香りがいい
- フルーティー
- 購入しやすい
これらを満たした銘柄を紹介していきます。
花 陽 浴
まずは私が通った道なので「花陽浴」です。
いきなり「購入しやすい」という条件を満たしていません。
私はいずれ買い難くなることを見越して、
5店舗ほどかけもちで花陽浴を買っていました。
どの店も無条件で売ってくれていたのですが、
今は無条件で花陽浴を売ってくれるところは2店舗しか残っていません。
保険を掛けててよかったと思っていますが、
この2店舗もいずれ条件付き購入になりそうです。
それくらい購入しにくくなっていますが、一度は飲む価値があります。
花陽浴には様々な酒米があります。
販売時期は12月から4月にかけてがピークです。
花陽浴おすすめの酒米ランキング



一番のお勧めは「純米大吟醸 山田錦40」です。
値段が高すぎるという方は「美山錦」以外なら
どれでもお勧めできます。
美山錦をおすすめしない理由
フルーティで香りの高い酒が好きで花陽浴が好きになったのですが、
美山錦からはそれがあまり感じられませんのでお勧めしません。
しかし、
「私の勘違いではないだろうか?」
「今年は昨年とは出来が違うんじゃないだろうか?」
と確認のため毎年買っています。
そして毎年やっぱり違うなと感じています。
花陽浴はパイナップルジュースと表現されることがあります。
「日本酒なのに?」
と思われるかもしれませんが、飲むと
「日本酒なの?」
と感じるでしょう。
獺祭との比較
- 香りが高い
- フルーティーで濃厚
- 種類が豊富
- 入手しにくい
荷 札 酒
安くて美味くて全て純米大吟醸。手軽に入手できます。
定番が数種類あります。
- 紅桔梗
- 月白
- 黄水仙
- 生詰原酒無濾過仲汲み
初めて購入したのは「黄水仙」です。これを飲んだときは
「美味しいけれど特徴がなにもない」
という印象でした。次に買った「紅桔梗」も同じくです。
荷札酒が発売され始めた頃はたいして特徴もないのになんで店員はこれを推してくるんだ?
と疑問に思っていました。
しかし「生詰原酒無濾過仲汲み」だけは別で、
これを飲んだ時に店員さんが熱心に推してきた理由がわかりました。
店舗限定以外のものはすべての種類を飲んでいます。
その中でも定番の「生詰原酒無濾過仲汲み」だけは飽きが来ないので複数買いしています。
今まで飲んだ獺祭よりも多く飲んでますね。
安定して美味しく値段も手頃なので、定番の中ではこれだけをお勧めします。
20代の杜氏が日本酒を造っているということを売り文句にしている酒屋が多いです。
まだまだ発展途上でのびしろがあるということなのでしょう。
多くの酒屋が取り扱っているところを見ると期待が大きいのだと思われます。
実際扱う酒米が増えてきました。
その中でも2018年に発売された「東条山田錦・山田錦」は抜群に美味しいです。
山田錦で造っている獺祭と比較してみることをお勧めします。
また、獺祭のように一年中造っているので
季節限定モノ以外の定番は
「来年まで待たないと飲めない」
というようなことが無いところも魅力です。
荷札酒おすすめの酒米ランキング
月白・黄水仙・紅桔梗をおすすめしない理由
味の方向性が違います。
フルーティーとは言えないし香りが高いわけでもありません。
獺祭とはまた違った良さになるのでしょうが
今回の趣旨とは異なるのでおすすめしません。
獺祭との比較
- 酒米が豊富なので様々な味わいを楽しめる
- 万人受けする美味しさ
- 純米大吟醸だけ造っている。
- 美味しい割に価格が安くコスパがいい。
- 定番は一年中造っているので入手しやすい。
山 本
変わったネーミングをする山本です。
「山本 ウキウキ」「山本 ドキドキ」なんていう銘柄があります。
こちらの蔵元では酒を造る時にビートルズの曲を日本酒に聴かせているそうです。
避け造りの気分転換に音楽を流しているのではなく、
酒に聴かせるているところが素敵です。
天才なのか〇〇なのか?私は大好きです。
味はフルーティーで香りも高く値段も手頃です。
山本 純米吟醸6号 生原酒

山本 純米吟醸7号酵母 生原酒

おすすめする理由
非常にフルーティーで香りも良いです。
販売店が少ないような気もしますがネットなら手軽に定価で手に入ります。
自信を持ってお勧めするのは1月発売の2種類ですのでランキングはありません。
獺祭との比較
・同じフルーティーな日本酒でも造り手や米でどんな違いが出るか分かりやすい。
・おすすめが季節限定ものなので入手が難しい。
雨後の月
一番のお勧めは吟風咏月です。
香りは獺祭よりも高く、フルーティーの極致です。
マンゴーか桃かと思うような味わいです。
店舗限定の銘柄なのでこちらからしか買えません。
吟風咏月だけがお勧めなのでランキングはありません。
吟風咏月だけをおすすめする理由
吟風咏月は雨後の月の中でも抜群です。
これだけ飲んでみて合うようでしたら他の酒米も試してみて下さい。
吟風咏月が合うようなら白鶴錦もおすすめです。
獺祭との比較
・香りは獺祭以上。
・味も獺祭以上にフルーツジュースのよう。
・値段がやや高い。
フルーティで香りのよい酒、また以前の獺祭のようにコスパのいい酒を紹介しました。
どの酒も私が自分で飲んだ上でのお勧めです。
違うお酒の魅力がみつかるか、やっぱり獺祭は美味いなとなるか
一度試してみてはいかがでしょうか?