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花陽浴

2019年 最速の花陽浴飲み比べ 純米吟醸 美山錦 八反錦

2019年最速の「花陽浴 純米吟醸 美山錦」と「花陽浴 純米吟醸 八反錦」の飲み比べです。まだ発売されていないのになぜ飲み比べられるかというと、昨年飲み比べたこの2本がまだ飲み残しのまま冷蔵庫の奥にあることを発見したからです。つまりこれは30BYです。今回は自分のミスで開栓済みなのに11ヶ月間冷蔵庫に入っていたままになっていました。しかしせっかくなので、花陽浴は11ヶ月前と比べてどうなのか?という時間の縦軸と、酒米の違いの横軸で比較しようと思います。

昨年この2本の保存状態は、同時に冷蔵庫から取り出して、一緒に飲んで同時に冷蔵庫に仕舞っていたので、ほぼ同条件と考えていいかと思われます。

開栓済みで冷蔵庫に11ヶ月間放置されていた花陽浴は美味い不味い?

日本酒を長期間放置していたとしても、未開栓で冷蔵庫に置いていたのなら大丈夫なんじゃないか?という気がします。なにしろ常温で熟成させる日本酒があるくらいです。しかし今回の2本は既に開けています。空気に触れているわけですから酸化は進みます。ですからどう考えても劣化しているだろうと思います。酸っぱいのか?苦み走っているのか?そもそも飲めるのか?数々の賞味期限切れの食材で腹を壊してきた私としては少しためらいますが、口に含んだくらいで害はないでしょう。

不味くはないです。全く不味くないですね。じゃあ美味いか?と言われると花陽浴らしい尖った部分は無くなって穏やかになってしまっています。甘みだけになっているので味が平面的ですね。穏やかな甘さが続く感じです。花陽浴の良さであるジューシーな感じは全くないですね。ですから、美味いから来年も開栓して冷蔵庫に放置しておこうとは思いません。だからといって不味いから料理に使おうともならないです。しかし美山錦と八反錦では歴然とした差を感じました。

11ヶ月経った美山錦と八反錦はどちらが美味しい?

これは断然美山錦でした。昨年購入直後に飲んだ時は、「なんだかウインナーのような香りがするな」と気になっていました。そのウインナーのような香りが薄れて穏やかになっています。全く無くなっていたわけではありません。今回飲んでそういや去年変な匂いがしたなと思い出したくらいなので若干残ってますね。

美山錦

美山錦は何というかどっしり感があるというか骨太な日本酒になったような感じがします。とても重いですね。けれどもジューシー感は全くありません。でも劣化したというよりも時間を経て違うタイプの酒に変化したなと感じました。だからといって冷蔵庫放置はお勧めしません。

八反錦

美山錦を飲んだあとだと、とてつもなく軽く感じます。同じ花陽浴か?と思うくらい軽いですね。甘い味が薄く残っているのですが、そんなに好きな甘さではないです。ジューシー感は当然ありません。こちらは飲みたいかというとあまりたくさん飲みたい感じはしません。劣化したなと感じました。

日本酒の賞味期限について

日本酒の賞味期限について公的な機関の解説はないかなと探してみましたが、製造日の表示義務だけでした。日本酒の性質を考えると当然ですね。熟成を否定することにもなります。

では賞味期限はないのかというと、様々な蔵元が日本酒の賞味期限について生酒とそれ以外の酒について分けて説明をされています。日本酒の特性から味が変化することは想定されています。適切な保存がなされていれば1年以内なら飲めるかもしれない。ただし自身の口に合わなければ止めたほうがいいという記載が一般的です。

保存方法が不適切であれば蔵元の意図した本来の味とは異なった味になってしまいます。一般家庭で適切な保存ができるかというと、かなり難しいことを考えると早めに飲むことが一番でしょう。その早めというのがどれくらいなのかというと、買って当日か翌日には開けて一週間くらいで飲みきっておかしいなと感じたことはないので、それくらいがベストではないでしょうか。

生酒は殺菌されていないのでできるだけ早めに、それ以外は未開栓で冷蔵して1年以内というのが一般的な考え方のようです。

当然のことですが今回の私の保存の仕方は適切だったのかというと「開けたんだから早く飲め!」ということで不適切だったと思われます。しかしおかげで美山錦と八反錦でこんなに違いが出るということがわかったのは悪くない結果だったかなとも思います。

結局美山錦と八反錦はどちらが美味いか?

昨年までは花陽浴は 八反錦>美山錦だったのですが飲み比べて美山錦>八反錦に変わりました。そしておよそ1年の時を経て飲み比べてみると、やはり美山錦>八反錦で間違いな買ったなと確信する結果となりました。