而今・十四代が定価で買える店
日本酒雑記

飛露喜飲み比べ 純米大吟醸・特別純米

飛露喜というとどんなイメージを持っていますか?

「画数が多いなぁ」
「なんでプレミアなんだ?」
「達筆すぎるだろ」
「そんな飛露喜に騙され〜♪」

こんなところでしょうか?

でしょうか?というか私の感想です。

それともう一つ飛露喜でパッと思い浮かぶのは「飛露喜 かすみ酒」ですね。毎年11月頃に発売されます。私が通っていた店は抱き合わせをしない優良店だったのですが、なぜか「飛露喜 かすみ酒」だけは抱き合わせていました。

「そんなに良い酒なの?」

と思って3年間買って飲みましたが、残念ながらその良さはわかりませんでした。

「もう飛露喜を買うことは無いだろう。結局3年かけても飛露喜の良さがわからなかった。」

とその時に挫折を感じたわけですが、諦めも肝心ということで飛露喜の良さを追求するのは諦めて、店で見かけても購入しませんでした。

しかし店によって酒の取り扱いは異なります。ある店では「エース級」ある店では「普通の扱い」という風に店の中での格が違うわけです。店によって「飛露喜」はエース級の扱いだったり売れ残っていたりするわけですね。

今回私が飲み比べを行うのは当然飛露喜を買ったからなのですが積極的に買ったわけではありません。抱き合わせと頒布会です。

「この抱き合わせは良心的だろう?飛露喜もつけてやったんだぜ。最高だろ?この組み合わせ。」

純米大吟醸はそんな声が聞こえて来そうな抱き合わせでした。「エース級」の扱いをしている店ですね。

「いや飛露喜じゃなくても良いんだけど」

と思いながらも選択権はありませんので目当ての酒を買ったらついて来たという感じです。

特別純米は頒布会の最後の月に箱を開封するとドヤ顔で出て来ました。最後の月ですからクライマックスです。私の希望していた銘柄は入っているのか?最後だぞ?大丈夫か?緊張しながら開封します。なぜなら毎月1万弱の金を5ヶ月間支払っているからです。日本酒に4万〜5万です。結構な出費ですね。特約店ですから全て定価です。しかし銘柄はわかりません。店にお任せです。そして最後の月まで私の希望の銘柄は出て来ていません。期待と不安が入り混じるなか箱を開けると「私が飛露喜と申します!!(ドヤ」という感じで登場しました。私の希望銘柄ではありませんでした。しかし同じ銘柄が2種類あります。せっかくなので飲み比べてみた結果を紹介致します。

飛露喜 純米大吟醸

過去に飲んだ飛露喜 純米大吟醸

純米大吟醸は抱合せ購入です。不本意です。純米大吟醸を飲んだのは5年くらい前です。四谷の店で常温保管で何かと一緒に紐でくくりつけて売られていたのが今でも印象に残っています。店の入口を入った正面にまさに抱き合わせという言葉がぴったりの方法で販売されていました。当然それを買ったわけではありません。しかし私の飛露喜エピソードといえばそれくらいしかなく、初めて買ったのがどこだったか覚えていません。

単独で定価で買えたので嬉しかったのは覚えています。しかし飲んでみると
「あれ?」「え??」が止まらなかったことを覚えています。私の場合、飛露喜といえば「???」という印象です。そんなに印象に残るような味じゃないんだけど、なんでプレミア扱いなんだろうな・・・という印象でした。

今回飲んだ「飛露喜 純米大吟醸」

あれから数年の時を経て飲んだ「飛露喜 純米大吟醸」はなぜか美味しかったです。非常に美味しいのです。おかしいなと思い水で口をすすぎ何度か口の中をリセットしながら飲んでみたのですがやはり美味しいのです。最初は桃かな?と思っていましたがベリー系の味も感じました。この文章を書きながら飲んでいるのですがやはり桃orベリーですね。長く口に含んでいると温度が上がるせいか香りを感じますね。非常に好ましいのですがぼんやりした感じです。じゃあまた買おうかというと「う〜ん・・・」また買おうというほどでもないなと思うのです。

私ははっきりした味が好きだからでしょうか飛露喜にそんなに積極的になれません。飛露喜は割とうっすらぼんやりしている感じです。桃・ベリーも控えめです。

飛露喜 特別純米

特別純米は頒布会購入です。頒布会の楽しみは梱包された箱を開ける瞬間にあります。何が入っているのかわかりません。なんだろう?と思いながら箱を開けて出て来たのが飛露喜の場合反応は分かれそうです。

  • 大喜び
  • なるほど
  • そりゃそうだろうねぇ(エースだから)
  • まあ良いか

どれが当てはまりますか?どれも当てはまりませんか?
私は「あれ?」でしたね。頒布会の最後に出て来たということは私が欲しかった酒は頒布会に含まれていなかったということです。その酒は「而今or十四代」どちらでしょうか?どちらでもいいですか?ミニクイズは入りませんか?頒布会は全て銘柄を公表して販売することもあれば全て非公表、一部公表など販売店によって販売方法が異なります。例えば而今の特約店の頒布会だからといって必ずしもその銘柄が出てくるわけではないのですね。もちろん了承した上で買っているので文句はありません。しかし最近特に而今の特約店は銘柄を隠してのセット販売をよく行います。それでもしかしたら而今が入っているかもと思わせて購入させるという高度な販売手法です。どうしても而今が欲しいという方は気をつけましょう。

特別純米の味は?

特別純米のラベルは達筆です。惚れ惚れしますね。味はいかがなものかというと、純米大吟醸よりもよりいっそう薄く桃を感じますね。ほんのり桃ですが米の甘みが純米大吟醸よりかは強いです。アルコールもこちらの方が強く感じます。こちらも美味しいですね。しかしあえてもう一度買おうかというと「う〜ん・・・・」そこまででもないかなと感じます。

飛露喜を飲み比べた結果

ラベルがとても美しいですね。おさまりが良いというか文字のバランスや造形が非常に美しいです。どちらのラベルも甲乙つけがたいですね。今時甲乙なんてつけませんか?純米大吟醸の稲穂も好きですが、やはり特別純米のドンと真ん中に鎮座した飛露喜の文字の美しさと、流れるように綴られた住所の美しさから、特別純米が甲、純米純米大吟醸を乙にしたいと思います。

味に関しては印象がだいぶ変わりました。飛露喜ってこんな味だったのかと改めて知った感じです。
私は日本酒を冷蔵庫で冷やして保管しています。当然こちらの飛露喜2種類も冷蔵していたのですが、少し温度を上げた方が飛露喜の良さが分かりやすいのかなと感じました。

どちらが好みかというと「純米大吟醸」ですね。特別純米は香りよりも甘みが優っているように感じました。
純米大吟醸は甘みよりも香りが優っているように感じます。そりゃ特別純米と純米大吟醸の特徴そのまんまじゃんと言われればそれまでですが、そのまんまの結果を身をもって知る結果となりました。

結論
  • ラベルは特別純米
  • 味は純米大吟醸
  • 飛露喜 純米大吟醸はほんのりフルーティー
  • ハッキリとした味わいを求める方、アテ(ツマミ)無しで日本酒だけを飲む方には向いていません
  • 穏やかであまり自己主張しない酒が好きな方向けではないでしょうか?