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バレルフカミダスが飲み比べられる よなよなエール「マジ福袋」が11月1日発売

今年も早いもので福袋の季節が迫っています。福袋といえばお得感があるゆえに売れるわけですが、近年の福袋の中身は在庫処分であったり、福袋専用の商品が製造されることもあって、あまりお得感が感じられないことが多くなっています。しかしよなよなエールの福袋は違います。

中身は新作ビールや、人気商品が詰め込まれていてお得感満載の内容です。しかも中身が事前告知されているので安心です。「新年まで2ヶ月あるのにもう福袋を売り出すの?」という気がしないでもないですが、11月1日19時によなよなエールから「マジ福袋」が発売されます。昨年は2日で売り切れたという「よなよなエール」の「マジ福袋」がどんなものなのか、私が購入完了してから紹介しようと思ったのですが、売り切れてから紹介するのもいやらしいので発売前にご紹介いたします。

マジ袋でバレルフカミダス飲み比べ

私が「マジ福袋」を知ったきっかけはは「バレルフカミダス」です。バレルエイジドビールが飲みたくてどこか製造していないか調べていたところ、よなよなエールがバレルフカミダスというバレルエイジドビールを製造していることがわかりました。私にとっては「水曜日のネコ」「僕ビール、君ビール。」で馴染み深いよなよなエールです。「さすがよなよなエール!!」と嬉しくなりまして早速購入しようとしたのですが、バレルフカミダスを知ったのは2018年の11月のことで、ちょうど販売が終了した時でした。

バレルエイジドビールはその製造方法から大量生産ができません。そのため購入数が制限されていますし、常時販売されているわけではありません。バレルフカミダスは年に一回秋冬だけに発売されるということなので、次の年まで待っていました。

ビールの季節になる頃に「今年も10月頃に発売かな」と思って調べると2019年2月に発売されていたことがわかり大変ショックを受けたのですが、10月になってからようやく「マジ福袋」にバレルフカミダスが入って販売されるということがわかりました。しかも今回は2種類のセットになります。

バレルエイジドビールとは?

なぜそんなにバレルフカミダスが飲みたいのかというとバレルエイジドビールの個性に魅力を感じているからです。バレルエイジドビールの定義とは何なのかを調べてみましたが、日本ではさほど製造されていないようでアメリカが主流のようです。

木製の樽(バレル)を使用して熟成(エイジド)させたビールをバレルエイジドビールと言います。日本よりも海外の方がウィスキーやバーボン、ワインなどの樽が多いため、バレルエイジドビールの製造が盛んです。日本ではまだまだ馴染みがなく、大量生産ができないこと、長期間の熟成が必要ということもあり商業ベースに乗せるのが難しいためか、生産者が少ないようです。よなよなエール以外にも生産している醸造所がありますが主に小規模の醸造所です。

バレルエイジドビールの特徴

  • 木樽についたウィスキーやバーボンなどの香りがビールに移り、香り高いビールが出来る。
  • 木樽一つ一つに個性があるため樽ごとにビールの味も異なる。
  • 熟成させるビールは、長期間の熟成に耐えうるアルコール度数が高いビールを使用する。

よなよなエールは今までにインペリアルスタウトとバーレイワインでバレルエイジドビールを造っています。今回「マジ袋」に入るバレルフカミダスはバーレーワインになります。

インペリアルスタウトとは

19世紀にイギリスから帝政ロシアや北欧、バルト諸国に輸出されていたことからその名がついたビールです。 IPAと同じく海上輸送期間中に傷んでしまうのを防ぐため、高めのアルコール度数と濃厚な味と香りに仕上げているのが特徴です。

All about beer magazine参照

バーレイワインとは

Barleywineは直訳とすると大麦のワインということになりますがワインそのものではありません。ではなぜBarleywineと呼ぶのかというと、熟成させることやアルコール濃度が通常のビールよりも高く8%〜12%あるということがワインと似ているためです。
food & wineより

バーレーワインはアルコール度数の高いエールだ。ワインという名はブドウとは何の関係もなく、アルコール度数の強さに由来している。度数は8%〜15%でワインとほぼ同じ強さだ。英国で生まれ、通常、ブルワーが醸造した最も強いビールとされている。多くのバーレーワインは琥珀色から深い茶色で、麦芽の豊かなアロマとフレーバーが全体を支配している。ホップと同様にアルコールによるバランスも良く、ホップ香はほんの僅かしかないものが多い。共通するフレーバーとしては、レーズンやプルーン、果実のジャム、チョコレート、トフィー、ポートワイン、シェリーなどが挙げられる。ほとんどの場合、炭酸はほぼ感じられないか全くない。若いバーレーワインは甘味が過ぎる場合があるので数年ほど寝かせてから飲むことが多い。
JAPAN BEER TIMESより

バーレイワインの種類

バーレイワインでもイギリスとアメリカでは味わいが異なるようです。ヤッホーブルーイングに関してはイングリッシュスタイルになるようです。

イングリッシュスタイル

イングリッシュ・バーレーワインでは「トーマス・ハーディーズ・エール」や「J.W.リーズ・ハーベストエール」が有名だ。どちらも極めて甘く豊かで、25年(!)までは熟成と共に味が深まっていく。日本での入手は困難だが、それでも探す価値のあるビールたちだ。ヤッホーブルーイングも英国スタイルのバーレーワインを年に1度リリースしている。そのヴィンテージものは甘くモルティで、年月を経るにつれて味が良くなる。
JAPAN BEER TIMESより

ここで紹介されているヤッホーブルーイングのバーレイワインはハレの日仙人になります。

 

アメリカンスタイル

アメリカンスタイルのバーレーワインはイングリッシュスタイルよりもホップが効いている傾向にあり、カスケードやセンテニアルといった西海岸産のホップ種が強い柑橘香を与えている。多くの若いバーレーワインには苦味とアルコール由来の熱感があるため熟成が必須で、熟成後でさえもイングリッシュスタイルに比べて甘みやシロップ味が少ないものが多い。日本でも広く流通しているアンカーの「オールドフォグホーン」は最初のアメリカンスタイル・バーレーワインで、現在でもアメリカンスタイルの典型例だ。サンクトガーレンの「エルディアブロ」も極めてアメリカ的だ。ほぼ10%という高いアルコール度数と大量のアメリカ産ホップで、味覚が麻痺するほどの強力さなのだ!私はこれを3〜4年間寝かせてから味わうのが一番好きだ。
JAPAN BEER TIMESより

バレルフカミダスは2種類

今回マジ袋に入るバレルフカミダスはバーレイワインです。紅バージョンと白バージョンの2種類があります。公式サイトからそれぞれの味わいの違いについて引用します。

紅バージョン

モルトウィスキー樽で熟成

完熟フルーツのようなアロマ。
ぜひグラスに鼻を近付けてみてください。原酒であるバーレイワインの「チョコバナナを思わせる香り」のほか、レーズンのように熟れたブドウのような香りがふわっと鼻腔を抜けていきます。

ゆっくりと口に含んでみると、とろりとした甘味とコクが口いっぱいに広がります。飲み終わった後の余韻には、カラメルのほろ苦さがじわじわと感じられるはず。また、じっくり味わっていただけたなら、木樽熟成独特の渋味(赤ワインのタンニンに近いもの)も見付けられるのではないでしょうか。よなよなの里より

白バージョン

グレンウィスキー樽で熟成

若くさわやかなウッド香。
鼻を近付けると、バレルから滲み出たウッド香、カカオニブ、かすかにビターチョコのようなアロマが感じられます。温度が上がるにつれて、完熟フルーツのような香りも顔を覗かせますよ。

チョコやカラメルのような甘味・苦味・コクを基本としながらも、ドライで透明感のある、すっきりとした味わいになりました。ヘビーグレインウイスキー由来のクリーンなアルコール感も特徴です。よなよなの里より

マジ福袋4種類の違い

オススメは松セットです。極松セットは50セット限定になりますが、松セットとの違いはランチョンマットがあるかないかだけです。バレルフカミダスが入っているのは「極松セット」と「松セット」になります。どの種類でも新銘柄の大吉IPAが入っています。私は松セットを買うつもりです。

追記11月1日購入できました。

極松セット

ビール10種類+グッズ

  • 新銘柄 大吉IPA
  • ハレの日仙人
  • バレルフカミダス
  • グッズ 箸置き・ポチ袋・ランチョンマット

松セット

ビール10種類+グッズ

  • 新銘柄 大吉IPA
  • ハレの日仙人
  • バレルフカミダス
  • グッズ 箸置き・ポチ袋

竹セット

ビール8種類+グッズ2種

  • 新銘柄 大吉IPA
  • ハレの日仙人
  • グッズ 箸置き・ポチ袋

梅セット

ビール7種類+グッズ1種

  • 新銘柄 大吉IPA
  • グッズ ポチ袋

マジ福袋2020松