而今・十四代が定価で買える店
日本酒雑記

新潟の日本酒「荷札酒」(にふだざけ)東条山田錦・山田錦・愛山を飲み比べてみた

新潟の日本酒「荷札酒」(にふだざけ)
東条山田錦・山田錦・愛山を飲み比べてみた

日本酒と言えば新潟を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?

越乃寒梅・久保田・八海山などをご存知の方は多いと思います。

たしかにひと昔前、淡麗辛口が好まれた時代は

これらが最高峰だったようです。

しかし山形の十四代が世に出て、

芳醇濃醇が主流となった今は人気銘柄も変わってきています。

十四代/山形

而今(じこん)/三重

花陽浴(はなあび)/埼玉

など香りが高くてフルーティで甘めの日本酒が人気になっていて、

なかなか入手しにくい状態です。

しかし、味の好みが変わったところで

米どころ新潟の日本酒は多種多様です。

新潟に次世代を担う期待の蔵元が現れました。

杜氏は年配の方が多いこの世界でなんとまだ20代です。

なぜ年配の方が多いかというと

経験値に頼った酒造りをしている蔵が多いからともいえます。

もちろん後継者不足という側面も否めません。

しかし従来とは違った酒の造り方に若い世代が挑戦し、

成功を収めつつあると言える状況です。

どのような酒なのか興味深いですね。

加茂錦酒造 「荷札酒」(にふだざけ)

その名の通り荷札がラベルに貼っています。

無機質な感じがしますね。

凝ったデザインの日本酒ラベルが増える中で一風変わっていますが

タンク№が記されていてタンク毎の違いがわかるようになっています。

つまりこの瓶はどのタンクの酒かというのが把握できるわけですね。

味や品質管理に対してストイックですね。

荷札酒(新潟)って美味いの?

初めこの酒を見たときに酒屋さんにこれどこの蔵が出したんですか?

と店員さんに聞いたことを覚えています。

加茂錦ってどこの蔵?荷札って何?と店員さんに聞くまでもなく

聞いても無いことまで興奮気味に説明し続けてくれたことをよく覚えています。

最初は数種類しかなく、しかも一升しか置いていませんでした。

一升で外れを引くと地獄です。

純米大吟醸にしては安いので思い切って買ってみました。

こりゃダメじゃん。失敗した・・・・と言うわけでもなく

これは美味い!!!最高っっ!!!!とも言うわけでもなく

美味しいんだけど特に特徴を感じない小さくまとまった

不思議な酒だなという印象だけが残りました。

それからというもの全く荷札酒には興味が無かったのですが

取り扱い店舗がどんどん増えていきます。

しかもネットを見ると、それぞれの店主がレビューで絶賛しています。

(これは売るのだから当然か・・・)

いきつけの店にはいつも荷札酒が置いてあります。

(売れてないのか?売れていて次々入荷しているのか?)

あの時感じた酒の印象は自分の勘違いだったのかな?

なんて思い始めてしまいます。

しかし一升はしんどい。

ところがある日店の四合の棚に荷札酒があるのを発見します。

1500円くらいだったかと思います。

これなら失敗してもいいだろうと迷うことなく購入しました。

確か最初に買ってから半年後くらいだったと思います。

荷札酒 生詰 美味すぎる!!!!

その四合の名前は「荷札酒 生詰原酒無濾過仲汲み」です。

普段私は日本酒は一合しか飲まない(飲めない)のですが、

これは一気に四合空けかけました。
(空けてはいません。知らない内に眠ってました。)

まさにフルーティーの極致、爽やか、香りもいい。

これが2000円以下でいつでも買えるというのは衝撃です。

半年前に店員さんがベタ褒めしていたわけがわかりました。

その時初めて買ったのは「黄水仙」でした。

褒めてたのは黄水仙じゃなかったのかよっ。

それからというもの酒屋に出掛けると

目当ての酒が無くても

とりあえず荷札酒の生詰を買って帰るようになりました。

ちなみに黄水仙の花言葉は「もう一度愛して」だそうです。

荷札酒いよいよラインナップを増やす

今回増えたのは「愛山」「山田錦40」「東条山田錦」

酒好きなら誰もが興味をひかれる酒米ですね。

これは買わずにはいられないということで購入しました。

そして実はこれは2周目になります。

既に一通り飲み干してリピートしています。

ということは非常に美味しいということです。

ちなみに良い米を使っているだけあって価格は高めです。

「高くて美味いのは当たり前だろ!!バカヤロー」

なんて聞こえてきそうです。

「うるせー早く飲み比べの感想を書きやがれコノヤロー」

なんて声が聞こえてきた気がします。

では早速比べてみましょう。

愛山

山田錦・東条山田錦と全く味わいが違います。

これは日本酒を飲んだことが無いひとでも誰でもわかります。

そして香りは薄いものの味わいが愛山独特です。

好みが分かれるかもしれません。

山田錦

東条との違いはブラインド(ラベルを隠した状態)で

飲んでもわからないのではないかと思っていました。

しかしこれはわかりますね。どちらもハイレベルです。

どちらかを買うより山田錦と東条山田錦両方買って飲み比べる

という楽しみ方をするのが一番いい飲み方だと思います。

東条山田錦

初めて日本酒を飲む方、今まで日本酒にいいイメージを持っていな

かった方にお勧めです。

同じ山田錦ですが、比べると違いがよくわかります。

それぞれ好みは別れるのでしょうがどちらも美味しいので

「料理酒に使うことになったじゃねーかバカヤロー(怒)」

なんてことはありえません。

何で荷札酒をお勧めするの?

「テキトーなこと言ってんじゃねーよコノヤロー。」

「口先だけじゃねーか(憤怒)」

なんて思ってますか?

いやいや。私はこの3種類を全て飲んで美味しい!!と感じて

記録的な猛暑のこの夏に、

荷札酒3本を買いに再度酒屋に出向きました。

なぜ荷札酒をおすすめするかというと。

1.入手し易い
2.美味しい
3.プレミア化していない

特に1は重要でして、美味しい酒は入手し難くなります。

この酒はどこでもいつでも買えるというのが大きなメリットです。

日本酒を飲むのが初めての人はこれら3本の酒を飲んでしまうと

他に飲む酒を選ぶときに苦労しそうですね。

荷札酒 山田錦・東条山田錦・愛山
飲み比べの結果

・冷やで飲みましょう。

・淡麗辛口好きにはあいません

・熱燗が好きな方にも向いていません

日本酒に興味が無い方・嫌いな方は是非飲んでみて下さい!!!

印象が変わるはずです。日本酒の魅力を知ることができるでしょう。

・日本酒を飲むと翌日頭が痛くなったり気分が悪くなる方、

私もそうでしたが純米酒を飲むようになってからそれが無くなりました

体質もあるので一概には言えませんが一度この酒を試してみて下さい。

これらは純米より質の良い純米大吟醸酒です。

※ちなみに加茂錦酒造の酒は全て純米大吟醸酒です。

私の荷札酒ランキング

一位  東条山田錦

・スッキリしています。上品な味わい香りがほのかに残って心地いいです。

二位  山田錦

・東条より米の甘みを感じます。

三位  愛山

・独特な味わいです。少し癖がありますが今まで飲んだ愛山の中でも特徴的です。

ああこれが愛山なんですかって感じです。

飲んでるうちに、「東条山田錦と山田錦はもう一回買おうかな」

なんていう思いが頭の中で膨らんでいきます。

ぜひ一度試してみて下さい。