而今・十四代が定価で買える店
日本酒雑記

日本酒と美女~ミス日本酒 Miss Sake~

ミス日本酒をご存知でしょうか?

私は偶然知りました。こんな偶然があるのかとびっくりしましたが

古い知人が出場していたのでビックリしたのです。

日本酒にミスがあるとは・・・・驚きです。

どんな活動をしているのでしょうか?

全く謎です。

十四代を買いやすくする運動でもしてくれているのでしょうか?

而今を定価で買えるような活動をしてくれているのでしょうか?

私は日本酒が好きで、店によく通うし居酒屋に飲みに行くこともあるのですが、なかなかミス日本酒の存在を知る機会がありません。

日本酒ファンとは関係ないところでどんな活動をしているのでしょうか?

ミス日本酒とは何なのか調べてみました。

ミス日本酒2018とは?

2018ミス日本酒は終了しています。

ミス日本酒公式HP

まずはミス日本酒とはどんな方なのでしょうか?

2018年グランプリの方はこちらの方です。

2018年のミス日本酒グランプリは神奈川代表 須藤亜紗実さんです。(写真真ん中)


ミス日本酒公式HPより

美しいです。

しかし他の地域代表の方も美しいです。

下の公式HPで2018年の他の代表の方々の写真が見れます。またどういった活動をしているか発信されています。

和装なので色鮮やかで華やかです。着物姿が皆さんよく似合っています。

ミス日本酒の活動

しかし綺麗な服を着てかしこまっているだけではありません。

様々な活動をしていまして、田植えや稲刈りをしています。漁業もやっていますね。

こういう現場だと素の表情が見れます。これらの活動の写真を見ていると皆さんの人となりが垣間見えますね。

どんな方が応募しているか?

自己紹介と㏚も掲載されています。日本酒の好みの銘柄は何だろうか?と文を見てみましたが特に記載はありません。

他の方も同様です。自己紹介はなぜミスに日本酒に応募したのかと、ミスに選ばれたらどうしたいかという内容について記載されています。

全ての方が何らかのかたちで日本酒に携わったことがある、もしくは飲んだことがあるようです。

ミス日本酒に参加するためにとってつけたような理由は無いように見えます。

おそらく・・たぶん・・・

過去には利き酒師の資格を持つ方も参加されています。

「これをきっかけに芸能活動を」というような違う方向を向いた人が参加する

野心的なミスコンテストでは無いようです。

伝統ある日本酒と日本文化の魅力を日本国内外に発信する美意識と知性を身につけたアンバサダーを選出する目的

ミス日本酒公式HPより

このような目的で始まったミス日本酒。

ミス日本酒の選考スケジュールを見てみましょう。

※公式にはミス日本酒(Miss Sake)と記載があります。この記事では分かりやすくするためミス日本酒と記載します。

2019選考スケジュール

2019 Miss SAKE 年間スケジュール

2018年3月 Miss SAKE ブランドパートナー募集開始
7~10月 募集開始・書類審査開始(第1次審査)
11〜12月 地方大会の開催(第2次審査)・最終選考会出場者の選出
2019年1月中旬 ファイナリスト発表会・Miss SAKE ナデシコプログラムの実施
2019年3月15日 最終選考会・2019 Miss SAKE 誕生

各地域の選考会日程

地方大会選考会1 2018年11月5日(月)、11月11日(日) 都内非公開 一般社団法人ミス日本酒
地方大会選考会2 2018年11月3日(土) 京都市内非公開 一般社団法人ミス日本酒
北海道大会 2018年12月16日(日) 北海道内 株式会社小樽ポセイ丼
東京大会 2018年12月初旬 東京都内 株式会社NEGTEC
新潟大会 2018年12月16日(日) ホテル日航新潟 株式会社EDEN
石川大会 2018年11月21日(水) ホテル日航金沢
3階 孔雀の間 株式会社パラシエ
愛知大会 12月10日(月) ヒルトン名古屋
5階 金扇の間 株式会社フォトアンドスタイル
京都大会 2018年12月2日(日) 松尾大社 株式会社 関広
三重大会 2018年12月2日(日) 四日市都ホテル サイバー・ネット・コミュニケーションズ株式会社
兵庫大会 2018年12月23日(日) 神戸ポートピアホテル 日本テクノロジーソリューション株式会社
愛媛大会 2018年12月20日 株式会社Departures愛媛

もう「ミス日本酒2019」の選考がスタートしているところもありますね。

私は北海道大会のブランドパートナー株式会社小樽ポセイ丼が個人的に気になりました。

小樽 ポセイ丼はこちら

小樽にある海鮮丼と炉端焼きの店ですね。

私のような一般消費者に近いところにいる唯一のスポンサーです。

店のHPを見ると、「味」、「価格」、「小樽だけの特別」を是非お楽しみ下さいませとあります。メニューを見ると小樽ワインと定番のサッポロクラシックはあるのですが日本酒はありません。

そんなに日本酒に力を入れているような印象は受けません。しかし店舗のHPを熟読すると美味しそうな海鮮丼がずらりと並んでいます。

北海道を訪れた際は立ち寄りたくなりましたね。

また仮想通貨事業をおこなっている会社もあります。

仮想通貨と日本酒のコラボというのは非常に興味深いです。どのような繋がりからブランドパートナーになっているのかについての記載は残念ながらありませんでした。

仮想通貨はいったん下火になりましたが、今後必ず普及すると言われています。仮想通貨はどうなるのか?なぜブランドパートナーになったのか。気になります。

ミスコンと言えば?の肝心な審査が無い!!応募資格と選考方法は?

応募資格・参加基準

  • 酒に携わりますから10代は参加できません。
  • 参加資格が満20歳以上29歳婚歴無しの方になっています。
  • 身長の制限がありません。
  • グランプリの方には賞金300万円!!贈呈です。
  • 水着審査がありません。

ん!?このミスコンは水着審査が無いそうです。

そんな馬鹿な!!

しかしよく考えて下さい。日本酒と水着は全く関係ありません。

ミスコンテストとはいえ日本酒をだしに水着審査をするというのはいくら何でも強引すぎます。

水着審査が無いということでがっかり・・いえ安心しました。

身長制限もありませんし他のミスコンに比べると女性の負担が少ないようですね。

そもそもミス日本の役割とは何なのか?

ミス日本酒(Miss SAKE)選考会は、伝統ある日本酒と日本文化の魅力を日本国内外に発信する美意識と知性を身につけたアンバサダーを選出する目的で一般社団法人ミス日本酒が主催。
外務省、農林水産省、国税庁、観光庁、日本酒造組合中央会等の後援のもと、2013年9月よりスタートいたしました。

2013年10月には「初代ミス日本酒Miss SAKE」が決定し、日本国内だけでなく、ハワイ、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、バルセロナ、シドニー、香港など世界各国において、日本酒を切り口にした日本の食・文化に関する啓発や、日本への観光誘致活動を年間400件以上行っております。

現在は、
①日本酒および日本の魅力を伝える事業
②地域の食・農産業に関する事業
③日本の伝統文化に関する事業
の3つの柱を軸に幅広く活動を展開しています。

ミス日本酒公式HPより

海外へ向けて日本酒と日本文化を外国へ伝える。その大使(アンバサダー)になるのがミス日本酒です。

日本酒業界の海外進出

日本酒を海外へ輸出して日本酒の市場を広げようという動きは随分前から始まっています。

元サッカー選手で「japan craft sake company」代表の中田英寿さんは日本酒を海外に広める事業をされていますし、過去には自身が広告塔となってイタリアで日本酒のイベントを行っています。

ちなみにその時の協賛は、現在「10月の間はとっておきの日本酒をとっておきの値段で販売する」企画を行っている、はせがわ酒店ですね。

蔵元では「獺祭」を造る旭酒造が、海外向けに獺祭を生産するため蔵を増築しています。

ニューヨークに酒蔵を建築するそうで2019年から稼働の予定です。

日本酒業界は海外に市場を求めようとしています。
<日本酒の海外進出とミス日本酒><>

そのような背景があって、日本酒を海外への普及するための大使として、日本の文化に精通して日本酒の知識も持ったミス日本酒を選出しているのですね。

その目的のために地方予選から選出された各代表は本選までの間に「ナデシコプログラム」を受けるようになっています。

ナデシコプログラムとは?

大和撫子として、一人の自立した女性として成長するため開かれる特別講義「ナデシコプログラム」

ミス日本酒(MissSAKE)は、日本女性のための教養講座「ナデシコ プログラム」の運営を通じて日本酒に関連する知識や体験のほか、 食や健康、文化・地域振興、そして女性が活躍する社会での様々 な視点を用いたエンパワーメントに取り組んでおります。

日本文化のアンバサダーとなるために

最終選考会までにミス日本酒の各都道府県の候補者が集まり、以下のような講座を通じて日本酒及び日本文化への知識を深めていくものです。
◦日本酒基礎講座
◦セルフ振袖着付け講座
◦メイク・ネイルケア講座
◦セルフ和髪講座
◦撮影実践講座
◦お手紙講座
◦いけばな
◦JAXA筑波宇宙センター見学
◦ナデシコノタシナミ
◦SNS講座など
ミス日本酒公式HPより

この時にしっかりと日本酒や和服の着付けなどを通して日本の文化を学びます。地域代表に選ばれた方はみっちりと大和撫子として必要な素養教養を身に着けるようになっているんですね。

ミス日本酒に選出された後の活動は年間400本です。なかなかハードですね。

ちょうどいい時期にミス日本酒を知ることができました。

これから予選が始まります。

最終選考 ミス日本酒グランプリが決定するのは来年2019年3月15日です。

3月といえば新酒の販売がピークの頃ですね。

私の好きな花陽浴がこれでもかと次々販売される時期です。

「ミス日本酒2019」がどんな結果になるのか楽しみです。