川栄李奈さん主演の「恋のしずく」が10月20日に全国公開されます。
※舞台となった広島は10月13日先行公開
主演は川栄さんですが
今は亡き大杉漣さんの遺作にもなります。
日本酒の街としても知られる、広島県東広島市西条が舞台になっています。
西条は日本三大酒どころの一つです。
日本酒の三大酒どころというのは下の三か所です。
Contents
兵庫県神戸市東灘区・灘区
兵庫県の「灘」は、酒造適合米の山田錦と名水百選にも選ばれている六甲山から流れ出ている宮水がとれて、輸送に便利な港があったことから、日本酒の名産地として栄えました。
日本酒度の高い辛口のお酒が多く、「灘の男酒」と呼ばれています。
仕込みの時期には新酒の香りも漂い、かおり風景100選にも選ばれています。神戸市灘区から西宮市にかけて、日本最大の酒蔵の街並みが続いていて、西郷、御影郷、魚崎郷、には「酒蔵の道」、今津郷、西宮郷には「酒蔵通り」があり、酒蔵や資料館など酒造りに関する施設が点在しています。
京都府伏見区
京都府の「伏見」の酒造りの歴史は稲作の始まった弥生時代からとも言われていて、伏見区だけで23もの蔵が存在しています。
桃山丘陵から流れ出る水は、かつて「伏水」とも書かれていたほど、質の高い伏流水が豊富な地で、「金名水」「銀名水」「白菊水」など多くの名水伝説も残っています。
甘口に仕上がるお酒が多いので「伏見の女酒」と呼ばれます。
伏見南浜地区は酒どころである伏見を象徴する景観として多くの人が訪れるため、重要界わい景観整備地区に指定され、京都百景のひとつとして親しまれています。広島県東広島市西条
広島県の「西条」は、酒造家で吟醸酒の産みの親である三浦仙三郎が生まれた場所です。
彼の軟水醸造法の発明と指導により全国新酒品評会で上位を占めるようになり全国に名前が知られるようになりました。
狭い地域に多くの酒蔵が並んでいる西条酒蔵通りでは、毎年10月第2土・日曜の2日間にわたって酒祭りが開催されています。
西条駅東側には6つの酒蔵が集中しており、赤レンガの煙突や赤瓦の屋根、なまこ壁と白壁からなる蔵の外壁などが織りなす独特の景観が広がっています。
Alcoolより
「恋のしずく」あらすじ
東京の農大でワインソムリエを目指す“日本酒嫌い”のリケジョ・橘詩織（川栄李奈）の実習先は、意に反して東広島・西条の日本酒の酒蔵に決まってしまった。
酒蔵での実習を終えないと単位が取得できず、夢のワインの本場フランスでの海外留学への道も閉ざされてしまう。渋々実習先の乃神酒造へ訪れた詩織だったが、今年は実習生の受け入れ予定はないと言われてしまう。
実は、蔵元(大杉漣)が受け入れを断ったにも関わらず、息子である莞爾(小野塚勇人)が父親への反抗心から勝手に進めていたのだった。絶対に単位が欲しい詩織は食い下がる。農家の娘美咲(宮地真緒)の助けもあり、なんとか杜氏の坪島(小市慢太郎)から蔵に来るように言われ、酒蔵で修行に近い「実習」が始まる。
人々との出会いや日本酒造りを通じて、今までにない喜びを見出す詩織。そんな時、蔵元の体調が急変し、思わぬ転機が訪れる。詩織は好きになった日本酒、西条の街や人々、そして思いがけず抱いた莞爾へのほのかな思いをどう決断していくのかー。
広島では10月7日イオンモール府中にて
「恋のしずく」公開直前トークショーが行われます。
登壇予定 劇団EXILE小野塚勇人さん、瀬木直貴監督
入場:無料
AKBと日本酒
元AKBの川栄李奈さんはAKB卒業後に
女優として成功している一人です。
AKB時代はお馬鹿キャラとして活躍していましたが、
今や女優です。舞台・ドラマで活躍していますが
今回が映画初主演となります。
その成長ぶりは素晴らしいですね。
AKB時代とのギャップが良い意味で凄いです。
そして本作品では川栄さんは幻の日本酒を造る
日本酒嫌いの理系女子を演じます。
女性が杜氏？？キャスティングが無理やりっぽくない？
と思われるかもしれません。
女性杜氏というのは珍しくなく、
全国で既に大勢活躍しています。
有名なのは川中島幻舞の千野麻里子さんです。
そして漫画のモデルにもなった「るみ子の酒」の森酒造 森喜るみ子さん。
小社専務 森喜るみ子さんを中心に山田錦を作っております。
お酒造りのかなめである麹造りの責任者が森喜るみ子さん。
名前を聞いたことがあるようなと思われた方はかなり通の方です。
漫画「夏子の酒」（講談社）で知られる尾瀬あきら先生みずから命名しラベルを書かれた「純米酒 るみ子の酒」のモデルなのです。
また12人の女性蔵元というクラウドファンディングがあり
目標金額の120万を大幅に超える175万7千円を集めています。
近年日本酒業界でも女性の活躍が目立ちますね。
クラウンドファウンディング 蔵女 12人の女性蔵元・杜氏 がこんな男性に飲ませたい「男の辛口酒」
大杉連さん遺作
「恋のしずく」は今年2月21日突然急性心不全で亡くなった
大杉連さんの遺作にもなります。
大杉連さんといえば北野武監督の映画で脚光を浴び
名脇役として役者の地位を確立しました。
40歳代に入り、種々のステップアップを図る一環として北野武監督による『ソナチネ』（1993年）のオーディションを受け、遅刻したにも関わらず合格
[14]。
とはいえ当初与えられたのは単なるやくざ事務所の電話番という、台本に台詞のない端役だったが、たけしの「全部アドリブでやって」という指示に対し、大杉が演じたヤミ金の取り立ての演技にたけしが「うめえな、この人」と感心、脚本を書き換えて役を大きくしたところ、「最後までうまくやっちゃった」という[15]。
この作品での演技が転機となり、映画界において演技派の一人として知名度を得ていく。
wikipediaより
今は亡き名脇役の大杉さんの新作が見られるというのも貴重です。
平成30年7月広島県豪雨災害 寄付
平成30年8月3日、瀬木直貴監督が高垣市長を訪問し、
このたびの「平成30年7月豪雨」復旧・復興のための寄付金を贈呈されました。
先日「獺祭」を製造している旭酒造は「獺祭 島耕作」を販売して
豪雨災害に対する寄付を行いました。
最近日本酒業界の社会貢献が目立っていますね。
映画で造られた日本酒が実際に飲める！！
映画の中で造られる日本酒が実際に飲めます。
「恋のしずく」という銘柄で9種類あります。
AKB商法？？と思われた方。違いますよ。
9つともそれぞれ味わいが違います。
9つの蔵が同じ銘柄を造るということはまずありえません。
日本酒業界にとっても新しいチャレンジです。
それぞれの蔵がどんな個性を出すのか。
また映画で造られた酒をそれぞれの蔵がどう解釈しているのかも
非常に興味深いところです。
「恋のしずく」を造った蔵元は広島県東広島市西条の蔵です。
飲み比べて違う味わいを楽しみましょう！！！
「恋のしずく」製造蔵元
柄酒造・西條鶴酒造・白牡丹酒造・賀茂鶴酒造・賀茂泉酒造
亀齢酒造・福美人酒造・山陽鶴酒造・金光酒造
柄酒造
