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ラグビーワールドカップ

ラグビーワールドカップ観戦で注意したいこと

9/21 横浜国際総合競技場で NZ vs 南ア戦を観戦してきました。世界最高峰の試合を会場で楽しむことができて最高でした。しかしワールドカップという大規模の大会を観戦するに当たって、予備知識があるのと無いのでは違うのだろうなということも感じました。そこで会場で観戦して気がついた、観戦の際の注意点を紹介しようと思います。

会場へのペットボトルや飲食物の持ち込みは禁止

飲み物はスーパーでペットボトル買って持ち込めばいいじゃんなんて私なんかは思います。しかし入り口で没収されます。未開封でも関係ありません。飲む前に没収です。海外だとテロ対策のため空港でもイベント会場でもペットボトルの没収は当たり前のことですが、日本ではなかなか珍しいので注意しましょう。

じゃあ飲み物はどうすればいいのかというと、会場で買うか事前に飲んで喉を潤しておくかのどちらかです。チケットを郵送で購入した際に付属している観戦案内に記載されています。なお、会場を退出すると再入場不可と書かれていることにも要注意です。

会場内での飲み物のメニュー ※ソフトドリンクあります

では会場内での飲み物はどうなのかというと、非常に魅力的なメニューですね。これなら安心と出店者と提供企業の方は思ったでしょう。利益が出てワールドカップの助けになってくれているのなら幸いです。

アルコール
ハイネケン 525ml 1,000円
ストロングボウ シードル 350ml 600円
ハイボール 350ml 600円
チューハイレモン 350ml 600円
チューハイもも 350ml 600円
ソフトドリンク
サントリー天然水 250円
サントリー緑茶伊右衛門 250円
グリーン ダ・カ・ラ 250円
ペプシジャパンコーラ 250円
なっちゃん オレンジ 250円

ビールはハイネケン 550ml 1,000円か350ml 700円

気になるビールの銘柄は、公式スポンサーのハイネケンだけです。売店で売っているハイネケンは550mlで1000円です。並んでいる人はほとんど外国人ですが、大行列が出来ていました。

スタジアム内では売り子がハイネケンを売っています。350ml缶で売り子がその場で缶を開けて飲むスタイルです。鮮度が重視されていますね。これがたったの700円です。ワールドカップの会場で飲むビールは特別ですから当然です。それを示すようにバンバン売れています。ワールドカップに貢献したい気持ちはあるのですが、私は美味しく飲めそうにないので飲みません。

日本ではハイネケンはキリンが製造販売しています

ハイネケンといえばオランダのビールですが、日本ではキリンが製造販売しています。HPを見るとワールドカップ参加国のビール消費データや大会開催中の売り上げ見込みも掲載されていて、なかなか興味深いです。

試合会場内でのホーカー販売はじめ、特別なハイネケン体験を提案

キリンビール株式会社(社長 布施孝之)が国内で製造販売する「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」のワールドワイドパートナーである「ハイネケン」は、過去5大会に渡るスポンサーノウハウを生かし、試合会場内でのホーカー販売※1や、ハイネケンバーの設置、ファンゾーンでの販売などを通して、ラグビーと関わりの深いビール「ハイネケン」をしっかり楽しめる環境を整備し、ラグビー観戦をより楽しめるシーンを次々に展開していきます。
※1 背中に荷物を背負って歩き売りを行う「行商」が由来。ここではビールを背負って販売するスタッフを指す。

1.「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」参加国の、1人当たりビール消費量

キリンホールディングス(株)調べによると、ラグビー強豪国の1人当たりビール消費量は大きく、アイルランドは日本の約2.4倍のビールを消費することがわかりました。

2.大会で「ハイネケン」を楽しむための多様な施策

「ハイネケン」は「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」に向けた期待の高まりから販売が好調に推移し、年間販売目標を約1割上方修正しました。
大会期間中(9~11月)の販売数量は前年比約7割増を予定していましたが、直近の見込みでは約2.2倍まで増加しています。9月の製造予定も、7月末時点では前年比約2.5倍を予定していましたが、現時点では約3.4倍と増産体制を強化し、お客様の需要にお応えします。
ラグビーの試合中には、試合会場内でビールが大量に消費されます。特に、ラグビーワールドカップでは世界中から多くの観戦客が訪れ、上記のデータからわかる通り、通常の国内の試合と比較しても非常に多くのビールの消費が見込まれています。ラグビーワールドカップ2019組織委員会は、ビールをお客様に楽しんでいただくために、多様な販売方法で「ハイネケン」を展開します。
試合会場内でのホーカー販売

売店での購入にも混雑が予想されるため、大会11会場(釜石鵜住居復興スタジアムを除く)でホーカー販売が行われます。これにより、試合観戦中に座席にいながら、「ハイネケン」を購入いただけます。日本国内で行われるラグビーの試合において、この規模でホーカー販売を展開することは非常に珍しく、ラグビーワールドカップにおいても初めての試みとなります。

概要

11会場を対象に1600人規模のホーカー体制で、試合観戦中のお客様に「ハイネケン」をお届けします。
※缶製品の「ハイネケン」をプラカップに移して販売します。
※一部、ホーカーバッグを使用しない会場もあります。
販売アイテム

「ハイネケン」
キリン公式HP ハイネケン試合とともに楽しむハイネケン!~試合会場内でのホーカー販売はじめ、特別なハイネケン体験を提案

特別なハイネケン体験

キリンによると特別なハイネケン体験ができるそうです。特別な体験とはホーカー販売と呼ばれる販売スタイルで、ワールドカップにおいては初の試みということです。ただ単に客席を回って販売していくだけでなく、缶をその場で売り子が開けてカップに注いでいくスタイルです。これははなかなか実践しようとは思わない試みですから初めてというのも納得です。

まずお客さんは缶を捨てる場所に困りません。また缶ビールを自分でカップに注ぐ手間が必要ありません。また、ビールを注がれている時間がもどかしく「いいから缶でよこせよ」なんていうお客さんを見かけることも無かったので好評なのだろうと推測されます。カップはその場に放置されているケースが目立ちましたが、特別な体験と言えるでしょう。

私はプロ野球を観戦することは無いのですが、プロ野球の球場では確かよく冷えた生ビールを販売していませんでしたっけ?

こちらがホーカー販売

食べ物も持ち込めません

ラグビーの試合は前半40分、後半40分の合計80分でハーフタイムが20分です。1時間40分ほどの時間ですが、ご飯が食べられなくて試合に集中できない方は会場に入る前に何か食べておくといいでしょう。

一部報道によると、横浜国際総合競技場では食べ物がなくて子供があちこちで泣き叫んだり、怒号が飛び交っていたそうです。そんな事があればそこそこの騒動になると思いますが、私はそんな殺伐とした様子を見かけることもなく、ゴツい身体の白人達が大声で歌ったり奇声を発しているほうが目立っていたように感じます。そもそも子供自体見なかったのですがグループで来て一般客とは違うスペースで観戦していたのでしょうか?

また東京スタジアムの開幕戦に飲まず食わずで駆けつけたという記者の記事も読みましたが、何も備えていないとこの方のように地獄になるので事前に飲食は済ませておきましょう。

ラグビーW杯会場に食べ物、お茶がない…「地獄」の現場で怒号も

追記 9月23日

9月23日食べ物の持ち込みは認められました。そこまでして食べたいの?と思いますが今度はゴミ問題が出てきそうです。食べ物を持ち込んだ人は、今度はゴミ箱が足りないと言い始めるような気がします。ゴミ箱が無ければ持ち帰るしかないのですが、何事もないことを願いましょう。あと持ち込む荷物が増えたということは、テロ対策をしっかりやるならばセキュリティチェックに時間がかかるため、入場に時間がかかるようになることが予想されます。

ラグビーワールドカップ2019日本大会試合会場でご観戦予定の皆様へ。これまで設定してきた会場内への持込禁止規制において、一部の規制を緩和することを決定しましたので、お知らせいたします。

ラグビーワールドカップ2019日本大会試合会場でご観戦予定の皆様へ

公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会は、これまで設定してきた会場内への持込禁止規制において、一部の規制を緩和することを決定しましたので、お知らせいたします。

開幕戦以降、非常に多くのご観戦者にご来場いただき改めて御礼申し上げます。

現在、一部試合会場内の食品販売店舗において、商品が売切れとなるなど、ご来場者の需要にお応えできない状況が発生していることから、会場を訪れる皆様に、より快適な観戦環境を提供するため、持込禁止物の内、食品についての規制を緩和することといたしました。

緩和の対象は、食品(個人で消費できる程度の量)に限り、飲料についてはこれまで通り持込禁止となります。尚、全ての会場に無料の給水所をご用意しておりますので、ご利用ください。

ラグビーワールドカップ2019日本大会は、引き続き最高の試合環境と観戦環境の準備に努め、皆様のご来場をお待ちしております。

◆規制緩和の対象日:9月23日(月)以降の全ての試合(※)

◆規制緩和の内容 :食品全般(個人で消費できる程度の量の持ち込みを可とする)

飲料はこれまで通り持込禁止です。

※9月23日(月)ウェールズ v ジョージア(豊田スタジアム 19:15キックオフ)より適用。

公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会
試合会場への食品の持込禁止物規制緩和について

スタジアム内のトイレは大行列

ビールは利尿作用があります。それをバンバン飲むわけですから当然トイレも大行列です。試合開始前から男性トイレは100人以上の行列が出来ていました。

これはハーフタイムにトイレに行ったら戻って来れないのじゃないかと不安でした。しかしトイレを我慢してソワソワしながら観戦するのは避けたいところです。

ハーフタイムになってすぐにトイレ向かうと既に行列が出来ていました。数えながら進むと150人程です。これはハーフタイム中に帰れるかな?と不安になりましたが、私が計ったところ五分でトイレに到達したので心配することはありません。我慢せずにトイレに行きましょう。

なお、小用であっても個室があいていれば皆そちらを使って小用を足しています。非常に効率がいいですね。

女性用は観察していませんが、男女比率では圧倒的に女性は少ないこともあって男性ほどの行列は出来ていませんでした。

観戦に邪魔な人には笑顔で注意

試合開始前から旗を振っているオールブラックスファンの女性がいました。熱心なファンですが、後ろの客席の日本人男性に旗が当たっています。そして恐らく旗でグランドが見えなかったんだろうと思います。その日本人男性は英語で注意をしていました。

旗を振っている女性には一緒に入れ墨の入ったゴリマッチョの彼氏もいたので、どうなるかなと思いながら見ていましたが、お互い笑顔で言葉を交わして不穏な空気になることなく、女性が旗をしまって決着しました。

応援の仕方は多様で急に野太い声で奇声が上がったと思ったら、歌の始まりだったなんてこともあります。多様性を受け入れることは大事ですが、どうしても我慢ならないことは話し合うべきなんだなと感じたシーンでした。

会場に到着する時間は

開場時間がやけに早いです。18時45分試合開始なのに16時45分に開場です。観戦ガイドによると手荷物検査に60分掛かると思って欲しいと書いてあります。そう考えると3時間前到着が良いのでしょうか?

私は電車を乗り間違えて、菊名から八王子行きに乗らないといけないのに、間違えて東神奈川行きに乗ってしまいました。そのため試合開始60分前に会場入りする予定が、遅れて試合開始20分前に会場入りしました。手荷物検査が面倒なので手ブラで行った甲斐があって検査は無くすぐに会場に入れたことが不幸中の幸いでした。なお、20分前だと入場口にほとんど人がいませんので速やかに入場できます。

しかしそこから座席にたどり着くのが大変で、着席する頃には選手入場が始まっていました。私の座席が一番奥だったため、座っている方々に謝りながら奥へ進みましたが、膝をぶつけてしまったりして、あまり気持ちの良いものではなかったです。余裕を持って会場について席を確認しておいた方が観戦を楽しめる気がします。3時間前は流石に早すぎるので次は1時間前に到着するように注意します。

会場でグッズを買うのは避けた方がいいのでは?

試合開始直前まで販売所に行列ができているので、どうしてもグッズが欲しいのなら早めに会場入りして席を確認して、トイレに行って、やることをやってから並んだ方がいいでしょう。しかし並ばなくても公式サイトで販売されています。会場の雰囲気やノリで買いたいんだという方は行列が凄いので試合前にかなり疲れることを覚悟しておきましょう。

席がわからない時はすぐ助けてもらおう

会場は広すぎます。席が分からなければ係員の方が随所に立っていますので席を教えて貰いましょう。私は係員の方に4回ほど聞きましたがなかなか席がわからず試合が始まりそうでかなり焦りました。

雨が降っても横浜国際総合競技場の2階席は濡れないはず(写真あり)

私は2階席でした。当日は雨の予報だったのでカッパを持っていくかどうするか迷いましたが、屋根があるから大丈夫だろうと楽天的に考えて雨具は用意しませんでした。台風の影響もあり、かなり高い確率で雨の予報でしたが結果的に降らなかったのでラッキーでした。席に着いて見上げると屋根が覆っているので、かなり強風が吹かない限りは濡れなさそうです。写真をご覧ください。

横浜国際総合競技場2F前方の席から屋根を見上げた写真

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横浜国際総合競技場2F前方の席から1Fと2Fの屋根の有無の違いを写した写真

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英語で話しかけられたらどうする?

外国人が本当に多いです。英語が堪能な係員の方の対応を見る機会はありませんでしたが、短いセンテンスでゆっくり話すことで、意思の疎通ははかれます。単語の羅列とジェスチャーですね。見る限りでは多くの外国人がそのようにしていましたし、お互い言葉が違うことが前提でわかり合おうとしているのだからそれでトラブルになることはありません。当たり前のことですね。

私が話しかけられたのは1回だけです。東横線の渋谷駅で白人3人組に「world cup」「this?」と電車を指差しながら聞かれました。返事は「yes」のみです。菊名駅で聞かれていたら危ないところでしたがそれで問題ありませんでした。どうしても会話しなければならなくて意思が通じないなら、グーグル翻訳を使えばある程度意思の疎通はできます。

駅から会場までの道が心配な方

駅の改札を出たところからすでにどちらへ行けばいいか案内が出ています。また、外国人の方でもわかるように駅から会場までの道のりに案内の方々が立って誘導してくれています。駅から会場までの道を迷うことはないでしょう。案内の方は皆笑顔で手を振って「いってらっしゃい」と声を掛けてくれます。照れずに手を振ってみるのもいいのではないでしょうか。

試合後に会場から駅までにかかる時間

横浜国際総合競技場からの最寄駅は新横浜駅と小机駅です。私は横浜国際総合競技場から小机駅まで歩きました。新横浜駅より距離が近かったことと、新幹線の発着があるためか新横浜駅方面に行く方が多かったため混雑を避けました。

流石に試合終了直後だったこともあり、人は大勢いましたが立ち止まることなく進むことができました。元々たくさんの人が入ることが想定されているスタジアムなので当然といえば当然なのですが、動線がしっかりしていて誘導係の方もあちこちに立っているので立ち止まることがありませんでした。会場から小机駅まで普通に歩いた時と同じ時間で到着しました。私は10分程度です。あなたが普通に歩いて20分かかるようなら20分かかります。

6万人もの人が集まっているのにとてもスムーズで驚きました。試合終了5分前に会場を去る気の早い方もいましたが、さほど違いは無いので試合を最後まで観ても大丈夫でしょう。

ラグビーワールドカップ NZ vs 南ア戦 感想

日本でガチのNZ vs南ア戦が観れることなんて、今後は両者が決勝に進まない限り無いのではないでしょうか?両者が決勝に進めばそれが最後でしょう。外国同士の試合ですが、入場者数は主催者発表で63649人でした。

また、オールブラックスが試合前に見せたハカは特別なハカだったことが話題になっていました。会場に響き渡るオールブラックスの声は緊張感と迫力があり、これが生で観れたことも素晴らしい経験でした。

試合では派手なプレーではないのですが、オールブラックスのミスをしない技術というのは驚異的でした。「あーやっちゃったな」と思ってもリカバリーしてボールを繋げていく様は素晴らしいの一言でした。世界最高峰の試合が観れたことはとても幸せでした。

観る側が備えればそんなに困ることはないはず

ワールドカップの会場でとんでもない不備が発生しているというような記事が見受けられます。しかしそれは運営の一部分であってそこだけ切り取って全てがそうだと決めつけるのは違うのではないでしょうか?

至れり尽くせりということはないのでしょうが、ある程度のことは観る側が備えておけば試合は1時間40分ですからそんなに困ることはないはずです。ここで書いたことは主に横浜国際総合競技場での経験ですが、今後試合を観に行く方の参考になり、問題なく観戦できる一助になれば幸いです。

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