而今・十四代が定価で買える店
日本酒雑記

令和記念酒を買いに行って新政 No.6 H-typeを買う

あと10日で新しい時代「令和元年」です。時代の節目ということで平成元年に造られた熟成酒が多数の蔵元から発売されています。同様に「令和元年」の日本酒も続々と発売されています。せっかくなので私も一本買っておこうと思い、若波か射美にしようと決め、とりあえず入手が難しそうな射美を購入しに行ってきました。

射美 新元号記念酒

そもそも射美は生産量が少ないためあまり売っていません。蔵から出荷された翌日の到着日なら何とか買えるでしょう。しかし今回は17日水曜出荷ですから木曜着です。木曜か金曜に店に行きたいところですが、仕事の都合で行けません。土曜日でも残っているだろうか?と思いながら店に出向きました。

早い時間に店に着いたのですが既にありません。棚に並んでいた痕跡はあるのですが、売り切れたようです。一応在庫があるか店員さんに聞いた方がいいかな?なんて思いながらも飲食店の方にアドバイスしたり、品出しをしたり忙しそうに働いている店員さんを見るとそこまでして買うこともないかとすぐに諦め、メロン酒があったのでそれを買って帰りました。

若波 令和記念酒

若波はどうしようか考えていました。年末の純米大吟醸は感動するほど美味しかったので純米も飲んでみたのですが、残念ながら純米の味は全く別物でした。純米大吟醸と純米ですから当然なのですが、あまりにも味が違うので ショックを受けました。今回の令和元年酒は熟成酒なので興味はあるのですが、これも純米大吟醸と味がかけ離れているとがっかりなので保留です。

射美の買える日は?

射美を週末に買いに行く場合は蔵元出荷が金曜の場合じゃないと難しいですね。週末には売り切れていることが多いです。(抽選や抱き合わせ販売は除く)つまり射美を買おうと思ったら、平日でも買いに行ける方ではないと難しいということです。蔵元のある岐阜でも同様で間違いなく購入できるのは納品日です。その代わりというわけでも無いのですが、先着順のネット販売を行なっている特約店もあります。(岐阜ではありません。)しかし、いつ販売されるのか見張っておく必要がありますね。それはそれで何となく常軌を逸しているような気がします。

なぜ射美は生産量が少ないの?

社長は積極的に増石していきたいようですが、蔵はかなり経営が厳しいようです。(2017年のテレビの密着取材で融資がおりなかったシーンが放送されていました)「あと5年は辛抱して」なんてコンサルタントの方にアドバイスをされていました。需要はあるのに供給が追いつかないというのは非常に残念です。融資がおりないようならクラウドファウンディングをしてみるのも良いのではないでしょうか?先日、而今で有名な木屋正酒造と特約店が行ったクラウドファウンディングは四合1万円という高額な酒でしたが200本売り切りました。杉原酒造も増石のための設備投資で支援を求めればすぐに集まりそうな気がします。生産量が増えて蔵元が潤い、今より簡単に飲みたい人の手に届くようになれば良いななんて思います。

新政 No.6 H-type

常時要冷蔵でお馴染みの新政です。H-typeには丁寧に6箇所に記載されています。しかも理由が2箇所記載されています。出来の悪い部下に根気強く説明する心の広い上司のようです。必ず冷蔵しましょう。

射美を買いに行ったついでに色々な店を回っているときに偶然見つけて、残り2本のうちの1本を購入しました。No.6は一通り飲んでいますがあまりピンとこなくて、私はコスモスだけでいいかなと思っています。しかし飲んだことのない銘柄を見かけると期待してしまうのが新政です。これは頒布会のNo.6と飲み比べてみる予定です。