而今・十四代が定価で買える店
日本酒雑記

愛知県岡崎市の花陽浴特約店は間接照明が素晴らしい

先日豊田スタジアムに用事がありまして、愛知県に出かけてきました。しかし用事は夜中なのでそれまで時間があります。豊田スタジアムは西三河にあります。西三河と言えば岡崎です。岡崎と言えば花陽浴ということで、ついでに花陽浴の特約店に行ってきました。

 

岡崎市と言えば矢作橋駅

やはぎばしと読みます。名鉄の各駅停車で止まる駅で大変趣深い駅です。

矢作橋駅で空を見上げると抜けるような青空です。

駅前には売店があります。コンビニではないところが素敵ですね。子供の頃を思い出します。

矢作橋駅から花陽浴の特約店に向かいます。駅前の道は一直線です。

この道をまっすぐ歩くと国道に出ます。そこで右に曲がると店が現れました。

店の中は日本酒の保管に十分な配慮がされている

店に入ると薄暗いです。外は快晴なのにどうやってこんなに薄暗くしてるの?というくらい薄暗いです。日本酒は日光に弱いので、酒の保管に十分に気を使っていることが窺えますね。知らない人だと何でこんなに暗いのか驚くかもしれません。店の中は間接照明で酒屋らしからぬ雰囲気があります。どのような酒が置いてあって何が売れ筋なのかを見てみました。

二兎・佐久乃花・九平次

三河の酒屋ならではの特徴に興味があります。冷蔵庫をみると二兎が数種類あります。二兎は飲んだことありますが、こんなにたくさんの種類は見たことありません。


中央あたりには醸し人九平次がずらっと上から下まで棚を占領しています。現在は制限なく買えるチャンスだそうです。確かに九平次は美味しかった記憶はあるのですが、制限がかかっていた時期があったことに驚きました。「改めて全種類制覇を目指してみようかな」と思えるくらい沢山の種類と量が置いてありました。

佐久乃花がやたら目につきます。この店の主軸のような印象を受けますね。佐久乃花もいいのですが種類によります。数年前に飲んだきりですが、確か「spec D」が良かった記憶があります。

10月上旬花陽浴はありません

左から右まで冷蔵庫を見ていきましたが花陽浴は置いていません。谷間の時期なので当然です。新酒が出るのは11月後半くらいでしょうか。他のお客さんが「花陽浴はありませんか?」と聞いています。尋ねられた方は顔も見ずに「蔵から何の連絡もありませんね」と答えています。尋ねた方の愛想笑いが引きつっています。

私は「何をしに来たんだっけ?」と思いながら黒龍を眺めます。そう言えば1年前に買った「しずく」を飲むのを忘れていたと思い出し、忘れないようにiPhoneのカレンダーにしずくを飲む予定を入れました。

販売条件のある酒

特別に欲しいものがあるわけでもなく、帰ろうかと思っていると「空」の販売に関する案内が店内に貼られていました。「空」を購入する方は関谷醸造の別銘柄を同じ金額分買って欲しいということです。「空」は飲んだことがありますが、そこまで印象に残っていません。しかし販売条件が付くということはかなり人気があることが窺えます。

地方によって扱う酒の種類が異なるのは楽しいですね。売れ筋も異なります。残念ながら酒を購入しても、この後豊田スタジアムに行くと没収されてしまうので何も買いませんでしたが、また違う土地の酒屋に行くのが楽しみです。今回は飲み忘れていた「しずく」について思い出したことが収穫でした。