而今・十四代が定価で買える店
ラグビーワールドカップ

全黒という名の日本酒とラグビーNZ代表オールブラックスの関係

ラグビーのワールドカップが始まりまして、先日NZ代表オールブラックスの初戦が終わりました。ワールドカップ開催前から発売されていました日本酒「全黒」の売れ行きはどうかな?と思ってAmazonをチェックしてみますと売り切れています。

ワールドカップと日本酒の売れ行きに因果関係があるように思えます。こちらの全黒は「天青」醸造元・熊澤酒造と寒北斗酒造と「全黒」醸造元の「ニュージーランド・サケ・ブリューワーズ」がコラボしたものです。

販売店はこちら

全黒 3種類

一方で同じNZ産の全黒を幅広く取り扱っている酒屋の全黒は売り切れていません。Amazon・楽天に出品しているかいないかの違いでしょうか?両方に店を出しているのにこちらの全黒は自社サイトのみの販売です。単なる知名度の問題でしょうか?幅広く取り扱っているのはこちらの酒屋です。

全黒はニュージーランド・クイーンズタウンにあるニュージーランド・サケ・ブリューワーズ・リミテッドという酒蔵が醸す日本酒です。

デービッド・ジョール 全黒 zenkuro
右の写真の方が蔵を立ち上げたデービッド・ジョール氏。
1962年生まれの現在57歳。(2019/8月時点)

彼は17歳のときに交換留学生として来日。
日本では大学院まで進学され沢山の日本文化を学ばれます。

トータル日本で15年間も過ごされる事になるのですが、そこで食中酒として美味しい日本酒と出会い、その虜となります。

そしてニュージーランドに帰国後、祖国で日本酒を造ることを決意します。

再来日し蔵人として茨城県の吉久保酒造(よしくぼしゅぞう)で酒造りに従事。
神奈川県の熊澤酒造、福岡県の寒北斗酒造との交流の中で日本酒の勉強を積まれます。
また海外の酒蔵、カナダの「YK3サケ・プロデューサー」でも酒造りに従事されます。

そして2015年、NZ初となる日本酒蔵「ニュージーランド・サケ・ブリューワーズ・リミテッド」設立。

ニュージーランドを代表するスポーツ、ラグビーチームの「オールブラックス」から酒名「全黒」が誕生しました!

全黒 zenkuro
さて「全黒」はどんなお酒なのでしょうか?
外すことが出来ないキーワードが「食中酒」。

デービッド氏が日本酒に魅力を感じられたのは、お料理との合わせやすさから。
その可能性はワイン以上だと感じているとか。
母国NZの気候風土に根ざしたお酒を目指し、NZの郷土料理との相性を提案された酒が全黒です!

佐野屋 全黒販売ページ

ある日本酒専門の居酒屋でコラボの方の全黒を取り扱っていました。飲みに行ってみたのですが、満席で飲めませんでした。残念だなと思ってコラボの方は値段が手軽だから購入しようかと思ったら売り切れです。一方で佐野屋の全黒は在庫がありそうです。一度試してみてからと思っていたのですが、どんな味かわからない状態でこの値段だと二の足を踏んでしまいますね。海外産の日本酒には非常に興味があるのですが、悩ましい値段です。