農学原酒が届きました。東京農業大学の学生が造る日本酒ということでクラウドファンディングの「Makuake」で支援を募集されていた日本酒です。学生の造る酒ということであれば私はさほど興味は持ちませんでした。しかし今回なぜこちらを支援(購入)したかというと「東京農業大学の醸造科の学生が造る」というこの一点のみです。
東京農業大学の醸造科といえば多くの蔵元の跡取りが進学する学校です。日本酒の将来を担う学生たちがどんな酒を造るのか?伝統ある学校の酒というのはどんな味を志向しているのかというところに興味を惹かれました。今回の募集は2種類ですので両方セットになったものを購入しました。


純米大吟醸 農学原酒
- 酒米 非公表
- 精米歩合 50%
- アルコール度数 18%
- 720ml
- 製造者 松岡醸造株式会社
土蔵十年熟成吟醸 農学原酒
- 酒米 非公表
- 精米歩合 60%
- アルコール度数 15%
- 720ml
- 製造者 松岡醸造株式会社
農学原酒のコンセプト
今回のコンセプトは、日本酒をより普及するさせるために様々な飲み方を提案したいということで、日本酒をソーダ割りにして飲むことを勧められています。ウィスキーはソーダで割るハイボールの普及によって売上が増加しました。日本酒もソーダ割りにすることで女性や日本酒に抵抗がある人でも飲みやすくなるのではないかと考えられています。農学原酒はソーダで割ることを勧められています。私には日本酒をソーダで割るという考え方はありませんでした。新しい飲み方を提案することで日本酒の可能性を広げるというのは素晴らしい発想ですね。
発泡感があって飲みやすい日本酒 澤の花 Beau Michelle スノーファンタジー
農学原酒のソーダ割りももちろん良いのですが、私にとって発泡感のある美味しい日本酒といえば「澤の花 Beau Michelle スノーファンタジー」です。
瓶内二次発酵の影響で発泡感が凄い日本酒です。私は油断していて開栓した時に吹きこぼしてしまいました。これはアルコール度数が9%ということもあり、とても飲みやすく美味しいです。度数でいうとストロング酎ハイ並みですね。しかししっかりした日本酒です。常備してビール代わりにしても良いなと思いながらも、冷蔵庫に空きがないため置くことができません。私は思いつきませんでしたが、普段飲んでいる日本酒をソーダで割れば代わりになりそうです。
「澤の花 Beau Michelle」の特徴
- フルーティー
- 低アルコール
- 発泡感がありとても飲みやすい
- こちらも日本酒が苦手な方にお勧め
澤の花は二次発酵による発泡、農学原酒はソーダ割りということで違いはありますが、どちらも炭酸ジュースのようにシュワシュワして爽やかで非常に飲みやすくて美味しいです。


澤の花 Beau Michelle スノーファンタジー in summer
なお、澤の花スノーファンタジーという名前ですが、冬だけでは無く夏バージョンが6月頃に発売されます。南半球が冬になることを考えると納得ですね。
澤の花 Beau Michelle スノーファンタジー エピソード
上の販売ページに記述がありましたが、こちらの酒はジャニーズの方がライブでメンバーにプレゼントしたところ、あっという間に売り切れたそうです。できればそのまま発売即売り切れが定着して欲しかったですね。
農学原酒をソーダ割りしない時の味
- さほどフルーティーではない
- 米の甘みが感じられる
- とろりとした口当たり
- ソーダ割りしないなら常温〜ぬる燗の方が冷やより味わいや香りが感じられる
製造者は松岡醸造株式会社です。こちらの蔵で製造にしていたそうです。
Makuakeで支援(購入)すると活動報告が定期的にメールで届きます。
日本酒は製造工程の情報はたくさんありますが、流通やマーケティングの部分というのはあまり情報がありません。今回の企画で学生が企画・製造・PR活動・販売のそれぞれの段階でどのようなことを行い、どの程度関わっているのかというのがわかると面白いなと感じました。なお、「十年熟成」の方は勿体無いのでまだ飲んでいません。いずれ飲む時を楽しみにしようかと思っています。