みかんの季節です。日本酒を飲む時は必ず水も飲みます。そして冬の季節は、飲み終わった後にみかんを食べます。みかんを食べると口の中がさっぱりして快適です。さらにみかんに含まれている栄養素は身体に様々な良い効果を与えてくれます。JAのみかんに関する資料を参照してみましょう。
一般成人の場合、一日に100mgのビタミンCを必要としますが、ミカンの場合は3~4個でこの必要量を満たすことができます。
またビタミンCは、免疫力を強くする作用やストレスに対する作用、肌を美しくする作用など、生活のいろいろな場面で活躍しています。
β-クリプトキサンチン
ミカンの黄色を作っている物質です。カロテノイドという物質の一種で、体の中ではビタミンAと同様の働きをします。β―クリプトキサンチンについてはガンに対する作用、糖尿病に対する作用、骨粗しょう症予防に関する作用、痴呆に関する作用などの研究がされています。
β-クリプトキサンチンのパワー
食物繊維
ミカンの内側の皮(じょうのう)の部分に多く含まれています。これは腸内の細菌によって分解され吸収されずに体の外に排泄されます。この時に腸内の有害 物質を一緒に排泄するとともに、便秘の予防にも役立ちます。また、悪玉(LDL)のコレステロールの上昇を押さえる効果もあります。
クエン酸
ミカンに含まれる主な有機酸で、エネルギー代謝や老廃物の排泄に大きな役割をはたしていると言われ、疲労回復に役立ちます。
フラポノイド化合物(ヘスペジリン等)
ミカンの実と皮の間についている白い綿状の部分(アルバト)に多く含まれています。ビタミンに似た栄養です。毛細血管を保護して血管を強くし、脳卒中予 防に効果があるといわれています。また発ガン予防効果についても報告されています。
みかんには素晴らしい栄養素がありますね。しかしみかんの皮を剥くときに汁が飛び散って手が汚れてしまうので、それだけが気になってためらってしまいます。皮を剥いた後に手を拭くか洗えばいいのですが、一個皮を剥くたびに手を洗うのは煩わしいです。
「みかんの汁は汚れじゃないだろう」
「みかんの匂いで手がいい匂いになるからいいじゃないか」
という方もおられるかもしれません。素敵です。素敵ですが私には抵抗があります。私と同様にみかんは食べたいけれども剥くときに手が汚れるのが嫌だという方のために、手をほぼ汚さずにみかんを食べられる方法を紹介致します。
ほぼ手を汚さずにみかんを食べる方法
写真で紹介します。
① みかんですね。小さいですが甘くて美味しそうです。これは期待できますね。
② へたを避けて包丁でまっぷたつにします。
③ とても瑞々しいですね。すでに工程は半分まで来ていますが全然手は汚れていません。
④さらに切ります。四等分ですね。
⑤ 最終段階ですが一切手が汚れていません。どうなってしまうのでしょう。目が離せません。
⑥ ついに手で剥き始めます。驚くほど簡単に剥けます。全く汁が飛び散りません。この状態でみかんを口に含むと、より汚れにくいです。しかし完璧主義者の方は最後まで手で剥いてもいいでしょう。
⑦ まとめです。左が最初の状態です。右へ流れていきます。真ん中の状態でみかんを口に含んでそのまま皮を剥くと、ほぼ手は汚れません。
みかんの価格は10kg 3,000円くらいが目安
簡単なみかんの皮の剥き方がわかったところで、みかんの適正な値段です。みかんは10kg 3,000円くらいだとかなりお買い得です。誰かに贈るのでなければ訳あり商品で十分です。私は毎回訳あり商品を買っています。ただし、購入したらすぐに箱から出しましょう。
下の方のみかんは重みで潰れたり、腐りやすい状態になります。また、腐っていても気がつかないで周りのみかんまで腐らせてしまいます。
みかんの旬も終わりつつありますが、出来るだけ手を汚さずに快適なみかんライフを送りたいものですね。