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広島の銘酒 呉の土井鉄 は出来が良くないと発売されない年もある拘りの酒

広島の日本酒と言えば千福・酔心・宝剣・雨後の月・亀齢・賀茂金秀・賀茂鶴など数多くの銘柄が思い浮かびます。「呉の土井鉄」はどこの酒蔵が造っているのかというと、広島県呉市の宝剣酒造の酒になります。年に数回発売される特別な日本酒なのですが、いつ発売されるのかわからないので買えたらラッキーです。

この特別な酒は杜氏の土井鉄也氏の名前から付けられています。数年前のことで記憶が定かでは無いのですが、確か2015年か2016年は発売されませんでした。その時いつ発売されるのか店員さんに尋ねたところ、返ってきた返事は「今年は出来がよく無いので出ないようです」という答えでした。杜氏ご自身の名前を付けられているだけあって、自信を持って出せる時しか出さないという拘りのある銘柄です。

その時は結局1年半か2年待って飲めたのですが、あまりの美味しさに「なるほどこれは拘っているだけあるな」と思ったのをよく覚えています。今回飲むのは久しぶりになりますが、どんな味なのか非常に楽しみです。呉の土井鉄は酒米ごとに 山田錦・八反錦・酒未来 と3種類ありますが、今回飲んだのは広島由来の酒米 八反錦 です。

呉の土井鉄 八反錦 純米吟醸

酒米 八反錦
種類 純米吟醸
精米歩合 55%
アルコール度数 16度
容量 1800ml
金額 3,800円 税抜き

呉の土井鉄の味は?

とにかくキレがあるなという印象です。軽くてキレがあるのでどんどん飲めます。また、一瞬で消えますが若干桃のような果物の香りがします。非常に飲みやすいですね。花陽浴とは対照的で、単体で飲むというよりも食中酒として楽しむのがいいのでしょうね。

私は普段はあまり辛口の酒は飲まないので宝剣の酒を飲むことは無いのですが、年末の「魂心のしぼりたて」と不定期の「呉の土井鉄」 は非常にいいですね。年末まで待たないといけませんが「魂心のしぼりたて」がまた飲みたくなってきました。一升瓶で買ったのにすぐに飲みきってしまったので、やや後悔しています。もう一本買っておくべきだったか、慎重に飲むべきだったか。やはり何本も買うわけにはいけませんから、慎重に飲むべきだったのでしょう。

呉の土井鉄はなかなか買えないのにすぐに飲みきってしまいそうです。こちらはゆっくりと時間をかけて楽しもうと思います。