田酒 青森 西田酒造
でんしゅ
田の酒と書いて「でんしゅ」と読みます。「田」はもちろん、酒の元となる米が獲れる田んぼを意味し、名前の通り、日本の田以外の生産物である醸造用アルコール、醸造用糖類は一切使用していないことを力強く主張した、米の旨みが生きる旨口の純米酒です。
「日本酒の原点に帰り、風格ある本物の酒を造りたい」という一念で、昭和45年に昔ながらの完全な手造りによる純米酒の醸造に着手。その後、商品化までに3ヶ年を費やし、発売は昭和49年10月1日でした。
西田酒造HPより
田酒も読めないのか?
と思った方は日本酒好きの方でしょう。
普通の人はためらうはずです。
「田酒」は簡単に書けますが難読です。
私は10年近く前に、初めて旅先の京都で田酒を見た時に
2パターンで無難に行こうと思い
「この、たさけって他にも種類あるんですかね?あ、たしゅでしたっけ?」
と店員さんに聞きました。
当時は特別純米の一升瓶がずらっと並んでいて
一人二本まで抱き合わせ無しで購入ができました。
ベテランの女性店員さんは苦笑いしながら
「これはでんしゅですよ。ほかにも種類は色々あるけど
これがこの蔵のスタンダードな酒ですよ」
と教えて下さいました。
「犯人は男か女。年齢は若い層から年配まで考えられる」
みたいな保険を掛けて話したつもりでしたが、
両方違うという最悪のパターンでした。
一本だけ買おうとすると、
「一本でいいんですか?」
と確認されました。どうも人気の酒で二本買うのが普通だそうです。
日本酒のことなど何もわからない頃だったので
ああそんなものかと思いながら一升瓶を一本旅先で買って
そのまま持って観光した思い出があります。
西田酒造独特の紫外線カットの袋の持ち手がノビノビになって困ったものでした。
そして、なんと!!!田酒のラベルにもふりがながあるのです。
見えますか?
わかるように書いてよ~

今日も田酒販売
今日田酒販売のメールが届いていました。
- 但馬剛力 純米吟醸
- 特別純米
- 白 純米吟醸
- 山廃純米吟醸
四合 各一本1セット
これはお得でしょうか?
田酒は一升で何本か冷蔵庫に残っているのでスルーしましたが
仕事中にメールが来るとどうにもしようがありません。
酒屋のメールだけスマホの振動パターンを変えれればいいのですが、
そこまで日本酒購入に入れ込むのは危険だと我に返り
手つかずです。
燗してますか?
飲み方は人それぞれですが、私は田酒 特別純米はぬる燗で飲んでいます。
冷やで飲むよりも米の甘みや柔らかさが出て美味しいです。
ぜひ一度お試しを。